社長とイカ釣り初体験。
で、まさかの、まぁいイカ・・・

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社長!ゴルフ以外に何かしませんか?
最近のマイブームみたいな趣味ってなんです?

社長:「趣味? いやゴルフ以外何か趣味あったほうがいいと考えてんねん」
平野:「社長、一度でいいんで、俺とイカ釣り行きません?」
社長:「イカ釣り?」
平野:「そうです。海はいいですよ!ストレスぶっ飛びますよ!
イカめちゃうまいですよ」

社長は一瞬考え、
「一回ぐらいならまぁいイカ・・・」
と承諾。

え?今、ダジャレっすか?w

そして釣り当日。

社長と僕と釣り仲間の4人は、
港から小型船で沖へ出た。風が心地よい。

「社長、これがエギっていう疑似餌です。
これをシュッと投げて、シャクって……止める。
止めたときにイカが抱いてきます。そう、それです!」

ぎこちないながらも、社長は竿を振った。

しばらくは「釣れる気がしない」とブツブツ言っていたが、
突然・・・

「おっ? ん? なんだ?!」
社長の竿がしなり、リールがギュルギュルと鳴った。

「それです社長! ゆっくり巻いて!」
「お、おう……」

バシャッ!

水面に白い影が現れ、社長の手元にイカが踊りながら上がってきた。

「社長、初イカおめでとうございます!」

「お、おお……釣れた……!」
社長の目がキラキラと輝いている。

いつもの冷静沈着な顔とはまるで別人だ。

そこから社長は夢中になった。

「このシャクリ方がいいな……」
「今のアタリは小さかったな……」
「おお! また釣れた!」
なぜか少し顎までシャクらせながら。

もう誰よりも楽しんでいる社長の姿を見ながら心の中でガッツボーズ。
そして・・・

「釣りって、いいもんだな。」
と船のエンジン音に消されていた社長の言葉に涙が出そうになった。

そして帰りの車中で

社長:「平野、次はいつ行けるん?」
平野:「もう今年は予約取れないです。来年ですね」
社長:「じゃ来年予約したらいいわ」
僕は、にやりと笑った。

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